「パリピ気分」UHA味覚糖というアルコールが2%入ったソフトキャンディが話題です。


このような刺激強めのお菓子がなぜ話題になり、売れているのか?その背景を考察したいと思います。
「パリピ気分」のようなソフトキャンディは、砂糖の量はもちろん多いので食べ過ぎは要注意なのすが、それはさておき…。
今回の注目ポイントは「お菓子(砂糖)とアルコール」を組み合わせたところです。
ウィスキーボンボンなどアルコールを含むお菓子は昔からありますが、あくまで限られた大人向けの食品でした。あの独特の苦味や香りが苦手な人は多いのではないでしょうか?
それに対して、フルーツ味のソフトキャンディは、大量の砂糖と強い酸味料(クエン酸など)を使用して「甘くて酸っぱい」刺激のある味で、子どもから大人まで人気の高い製品です。(砂糖と酸はあまり歯には良くないのですが…)
この多くの人が好む「甘酸っぱい」味覚のお菓子に、アルーコールが加えられたところがセンセーショナルだと感じました。
これだけ売れて話題になるということは、多くの人が受け入れられる味だったのではないか思います。
ここ最近販売されているお菓子をみていてしていて思うのは、「お菓子に求められる刺激」が年々強くなっているという事です。
極度に酸味の強いグミ、カカオ配合率が高く苦い(カフェインの多い)チョコレート、激辛のスナック菓子、強烈なミント味のガム・タブレットなど様々なものが思いつくのではないでしょうか?
過去には「甘いだけ」でも喜ばれたお菓子も、砂糖が十分普及した令和の現代では「甘い+α」が求められてきています。
お砂糖博士®︎のお砂糖講座では、嗜好品には「アルコール、タバコ、砂糖(お菓子とジュース)」の3種類があり、多くの人がこれらを気分転換や息抜きとして利用している、とお話ししています。
嗜好品とは体の成長や健康維持のための必要なものではなく、気持ちを安らかに保つための「心の栄養」という事ですね。
さて、本題です。
1.強烈な刺激のお菓子が売れている。
2.お菓子は気分転換の嗜好品である。
ここの二つの事を踏まえて、どうして「パリピ気分」のような「強烈な刺激のお菓子が求められているのか?」という理由を考えてみます。
まず、第一の理由として考えられるのは「世の人々が刺激の強い嗜好品を求める」というのは、裏返せば「それらを求めたくなるような種類のストレスが強くなっている」とも考えられます。
強いストレス→酒やタバコ、甘いもの(お菓子・ジュース)の摂取量増加→歯や体の健康を害する
この負のスパイラルに落ち込まないように、自分の「周囲の環境を見直す」というところがとても重要です。
実際のところ、環境を変えるのは一番大変で、並大抵の事ではないと思いますが、あえて提言しておきます。
「強烈な刺激のお菓子が求められているのか?」の第二の理由については、次回のコラムでお話ししたいと思います。
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